SUZUKI V-STROM 800DE
IMPRESSIONSスタンダード インプレッション by Technix
スポーツアドベンチャーツアラーの名の通り、高速道路でも十分なパワーを持ち、林道走行でも楽しめる車格と重量は”丁度良い”バランスの良さに定評がある『V-Strom800DE』。
前後サスペンションともストローク初期部はしなやかに良く動きギャップの吸収性も良いが、ストローク終盤の手前で止まる傾向にある。また、連続した起伏(林道やダート)などでは抑制が効かずスピードを抑えて走らなければならなくなる。
サスペンションとしては舗装路重視のセッティングとなっており、林道走行に際しては、路面への追従性が悪く、タイヤのトラクションを十分に引き出せず快適性と走行安定性に不満を感じる場面もある。
RECOMMENDED SUSPENSION MODIFICATIONTechnixおすすめモディファイ
RECOMMENDED MODIFICATION 1:TLUE<Technix Lowering Ultimate Evolution>
本格的な青ベンチャーマシンと比べるとシート高は比較的低い分類に入るが、『足つき』で悩まれるライダーも多いかと思われます。特にオフロード走行時には足場の悪いシチュエーションも多々あります。
そんな足つき性へ不安を感じるライダーへオススメするのは-40mmローダウン仕様。
サスペンションでローダウンすることで、シート、ステップ、ハンドルの3点の位置関係が変わらず、ライディングポジション与える変化を最小限に抑えること可能です。
-40mmのローダウンサスペンションには、ローダウン専用のショックスプリングとそれに合わせてのリバルビングが施され、一般道から林道に至るまであらゆるセクションで低重心化と足つき性の良さ、そして前後バランス、作動フィーリングの良さで40mmローダウンのネガを感じるシチュエーションは多くはありません

よく動く印象があるサスペンションだが、舗装路向けのサスペッションセッティングになっており、前後ともストローク奥で急激に止まり、ABSも早くに作動してしまうため、林道走行にはあまり向いていない。そこでTLUEでは純正比で―40mm車高を下げ足つき性をよくし、その状態でも、ストロークを確保しコントロール性を向上させた、林道走行でも楽しめる足回りへとアップグレード。

モデル身長163cmスタンダードでは両足のつま先も付くことができなく、片足のつま先のみの接地が、TLUEでは両足のつま先をつくことが可能に。
SUZUKI V-STROM800 DE TLUEセット車両のインプレッション動画
SUZUKI V-STROM800DEを約40mmロワリングして林道を走行してみました! 走破性はどうなのか? ロワリングによる足付き以外のメリットとは? 足付きを良くしつつ、走りの良さも妥協しないロワリングの究極進化!
”TLUE”サービス内容

■ 品番:TLUEVST80
■ 価格:¥141,900–(税込)
■ 前後サスペンションリバルビング
(F側:オイルシール、ダストシール、スライドメタル、ガイドメタル、オイル等の消耗品交換、インナーチューブ研磨作業、シムバルブ変更)
(R側:オイルシール、ダストシール、ピストンリング、オイル等の消耗品交換、ダンパーロッド研磨作業、 シムバルブ変更)
■ 前後ローダウン加工(シート高:STD比-40mm)
■ 専用ローダウンショックスプリング
*サイドスタンドのショート加工が別途必要となりあます。
RECOMMENDED MODIFICATION 2:リバルビング(ダンパー特性変更)(TECHNIX RV)
主に林道ツーリングでの快適性と安定感の確保を狙って仕上げた仕様で、しなやかで落ち着いた動きのサスペンションへと変貌します。
オフロードにありがちな連続するギャップなどでもマシンが暴れることなくコントロールができ、大きなギャップでも一気に奥までストロークすることなく適正なストロークスピードを保ち、さらには奥でしっかりとする腰のある動きへ。

路面への追従性も各段に向上しよりスムーズなライディングが可能となります。また、オフロードでの車体の安定感が増し操作性が向上し、ライディングにも余裕が生まれ、より林道ツーリングが楽しめます。林道ツーリングやオフロード走行をもっと楽しみたいユーザーにオススメする仕様です。
ダンパー減衰力特性の比較


フロントフォークカートリッジのピストンとシムスペックの変更によりダンパー主体の『しっとり』と『しなやか』を両立させた上質な作動感を生み出し、余裕のあるライディングが可能に。
オフロード、林道走行のみならず、舗装路でも快適で軽快な操作可能となります。
TECHNIX RVのサービス内容

前後セット価格 ¥143,000~(税込)
■ 前後サスペンションリバルビング+ローダウン加工
(F側:オイルシール、ダストシール、スライドメタル、ガイドメタル、オイル等の消耗品交換、インナーチューブ研磨作業、ローダウン加工、リバルビング)
(R側:オイルシール、ダストシール、ピストンリング、オイル等の消耗品交換、ダンパーロッド研磨作業、ローダウン加工、リバルビング)
■ TECHNIX COMPRESSION “FINE” ADJUSTER
(テクニクスコンプレッション “ファイン”アジャスター品番:CAS07)
TECHNIX RVしたSUZUKI V-STROM 800DEを
体験していただくことが出来ます詳細はこちら

TECHNIX GEAR PARTS RECOMMENDATION おすすめTGR製品
SKF Fork Sealアップグレード

サービスコード:UPSKF (B/G)43S
(Bは黒色でGは緑色のフォークシールです)価格1台分:¥4,400-(税込)
フロントフォーク最大の命題である”スムーズな作動”これを可能にする定番のパフォーマンスパーツ”SKF Fork Seal”
TECHNIX COMPRESSION “FINE” ADJUSTER

細かいファインチューニングを可能とする Technix compression adjuster 純正の大雑把な調整から細かなセッティングが可能に! ベースのダンピング特性は大きく変化させることなく、より自分の好みに減衰特性を調整でき、純正フォークの持つパフォーマンスを最大限に引き出します。
品番:CAS07
価格:¥19,800-(税込)
RECOMMENDED MODIFICATION 2:リバルビング(ダンパー特性変更)(TECHNIX RV)のメニューには含まれます
サイドスタンドショート加工
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サービスコード:SSSPVST80DE
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価格:¥17,600-(税込)
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車高を下げれば純正スタンドでは長く、直立に近くなっていく、そこでTechnixではローダウン量に適切なサイドスタンドショート加工を受けたまっております。TLUEご依頼時に純正サイドスタンドをお送りください。
*純正サイドスタンドの加工はリスクを伴う作業になりますので、そのリスクを踏まえたうえで十分にご検討の上、ご依頼ください。